マンションなどに多く使われる、押入材を米栂(カナダツガ)で製作しています。
当社の最大のポイントは、柾目で押入前框や後框を製作していることです。
押入前框は、襖の内側とはいえ、お客様から見える場所ですので、
柾目にこだわっています。板目で押入前框を作った場合、柾目よりも
収縮率が高いので、どうしても反り易くなってしまいます。
経年変化を考えると、柾目の前框をお勧めします。
また、最近では各建材メーカーさんが押入ユニットを作って販売していますが、
押入ユニットの欠点は、
・引き出しがすぐ渋くなってしまう
特にマンションにおいて、押入はふとんだけが入る場所ではありません。
書籍などを入れたダンボール箱が収納されることが多く、
重量のある荷物を押入の中段に載せた場合、引き出しがすぐ渋くなってしまって
開き難くなってしまいます。渋くなった引き出しは、歪んでしまっていることが多く
入居者にはまず直せません。
・前框上部のシートがはがれてしまう。
押入ユニットの前框はプラスチックシート貼り、あるいは単板貼りになっています。
ふとんの出し入れなら問題ないのですが、書籍などのダンボールを乗せて
前框の上から押し込んで出し入れをすると、前框上部のシートがだんだん
はがれてきてしまいます。はがれたシートは入居者には直せない場合が
大半です。
以上の理由で、当社では押入ユニットをお勧めしていません。
ふとんの湿度を吸収するためにも、無垢材の前框、後框、根太、雑巾摺を
お勧めしています。

投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業 : 2005年07月21日 |