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林政ニュース平成22年6月9日号<第390号>突撃レポートに当社が掲載されました
林政ニュース(隔週刊、平成22年6月9日号<第390号>突撃レポートに当社が掲載されました。
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突撃レポート 素材生産とムク造作材で躍進・100年企業の木村木材工業

平成17年に創業100周年を迎えた木村木材工業(株)(事業本部=
埼玉県北本市、木村司・代表取締役社長)が、景気後退期の中でも
事業基盤を着実に強化している。ムク(無垢)造作材のトップメーカー
として知られる同社だが、約40名の伐出作業部隊を抱える有力
素材生産業者という”顔”も併せ持つ。5月28日に同社を訪ねた。
(文中敬称略)

首都近郊に事業本部と工場、秩父に山林部の拠点を配置

 木村木材工業の事業本部は、JR高崎線・鴻巣駅から車で5分ほど
の国道17号線沿いにある。東京からの所要時間は1時間強という
好立地。同社は明治38年に鴻巣市本町3丁目で開業し、戦後の
昭和38年に旧工場を移転するかたちで北本工場を新設、42年
には山林部の拠点となる秩父営業所(埼玉県秩父郡小鹿野町)を、
さらに52年に埼北店(本庄市児玉町)を設置し、現在に至る
体制を整えた。

 事業本部及び工場に足を踏み入れると、さすがは「100年企業」。
”昭和”の香り漂う帯ノコ盤などが散見される。だが、きびきびと動き
回っている社員は、いずれも今が旬といえる働き盛りだ。「平均年齢
は40歳から50歳の間でしょう」と話す社長の木村司も45歳という
若さ。5年前の同社創業100周年を機に、前社長の卓司から経営
トップを引き継いだ。司は、同社の4代目社長になる。
 さらに、若さが際立つのが、素材生産の専門集団である山林部だ。
秩父営業所に常駐している社員8名の平均年利は30歳前後。
「今年も高卒の新人が2人入りました」と司はこともなげに説明する。

社員8名+30名余の作業員、架線もこなし3万5千m3

 木村木材工業の山林部に対しては、地域を代表する有力素材生産
業者との評価が定着している。それは、8名の精鋭社員がいるから
だけではない。社員とは別に、専属契約の現場作業員を30名程度
抱えているからだ。
 8名の社員と30名余の現場作業員が、1班3名程度で計11の作業
班を編成。北は秋田から南は山梨、静岡まで、現場に出向き、伐採・
搬出作業を行っている。昨年の素材生産量は3万5000m3。「今年
はもう少し増えるだろう」と司は口にする。
 保有している林業機械は、プロセッサ(1台)、ハーベスタ(1台)、
フォワーダ(3台)、グラップル(4台)など充実しており、集材機も
10台程度を抱える。地形や作業条件に応じて、架線集材も
臨機応変に行える能力を有する。
 事業地は、県有林などの公有林や国有林が多く、皆伐作業が
メイン。ただし、最近は間伐作業の依頼が増えてきたため、作業道
整備などにも力を入れている。地元の埼玉県は、「四万十式道づくり」
(第302~307号)の普及を進めており、「今まで自己流でやってきた
ことを体系立てる、いい機会になる」(司)と受け止めている。
 ところで、同社山林部のユニークなところは、伐出した原木(丸太)を
決して自社では使わないこと。事業地近辺の製材工場に直接
販売することを基本にしており、自社工場に持ち込むことはしない。
なぜか-。

主力はカナダツガの柾目材製品、1本から全国に配送

 木村木材工業も、創業当初は原木を購入して柱や板を挽く一般製材業
を営んでいた。だが、昭和40年代にマンション向け造作材の需要が
増大したのに対応して、原板(半製品)を購入し、最終製品に仕上げる
「半製品製材」に切り替えた。生産品目は、鴨居、敷居、ドア枠など
多岐にわたるが、主力となっているのは、窓枠。この窓枠にムクの
柾目材を使用しているところに、最大のポイントがある。
 柾目材は、湿気を吸っても反りにくいのが長所。だが、例えば国産
ヒノキから柾目材だけを取ろうとすると、どうしても高価になる。
価格と品質を両立できる適材はないかと試行錯誤を重ねて辿りついた
のがカナダツガだ。同社の工場には、主としてカナダBC州の
バンクーバー島から輸入された原板が積み上げられており、順次、
3基ある低温除湿乾燥機で人工乾燥され、ストックされている。
 このカナダツガ原板を主体に、スギ、ヒノキなどさまざまなムク材を
「1本から仕上げ加工して全国に配送」するのが同社のモットー。
メーカー直販なので受注処理が早く、佐川急便を利用すれば
ジャストインタイムの納品が可能だ。
 かつて同社の得意分野であったマンションの造作材は、合板に
樹脂シートを貼ったラッピング材が席巻するようになった。しかし、
戸建て注文住宅では、”本物”にこだわる工務店がシェアを
伸ばしており、ムク造作材への引き合いが強い。社長の司は、
ここに商機を見出している。「マンション向けのように、一度に5m3、
10m3という注文はなくて結構。工務店の加工場代わりになって、
小口注文で全国区を目指したい」。なお、主力のカナダツガ原板の
調達については、「中国向けが増えているが、ショップアンドベター
(役物、高品質材)については日本しか買い手がいない」と、
供給不安は感じていないという。
    ◇    ◇
 大量生産路線と決別し、ムク造作材メーカーに”特化”した
木村木材工業は、前述したように、素材生産部門では「伐り出した
原木を自社では使わない」というポリシーを貫徹している。また、
同社は、建材や住設機器の販売やプレカット加工、不動産賃貸
なども手がけているが、これも同業他社との競合を避けるように
行っている。
 「(同業他社も含め)お客様とぶつかるようなことはしない」(司)
-この言葉に、同社が100年を超えて生き残ってこれた理由が
込められている。



投稿者 無垢材・造作材の木村木材工業 :2010年06月05日

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