今月、お客様を訪問しているときに何人ものお客様から「木村さんがあってよかった」とおっしゃっていただきました。造作材等について「相談できる会社があってよかった」と思っていただいている。実にありがたいお言葉をいただき、社員・関係者の皆さんに対して感謝の気持ちでいっぱいです。
造作材の仕事は加工断面図をいただいて木材を加工するだけではなく、「こんな加工はできますか」といったご相談をいただくことがよくあります。お客様からいただいたご相談内容に対して、お客様と直接やりとりをする当社担当者の対応はもちろんですが、工場で木取りをする人、製材をする人、加工をする人、仕上げをする人、梱包をする人、配送をする人、そして引き取りに来ていただいたお客様の応対をする人、社員の皆さんを裏方として支える人、それぞれの皆さんがお客様の期待に応えようとして日々仕事をしている姿勢を、「相談できる会社があってよかった」と評価していただいていることは、社員・関係者のみなさんのおかげです。心から御礼申し上げます。
当社に「あってよかった」と思っていただいているお客様は、当社にとっても「このお客様と仕事ができてよかった」と思えるお客様です。金額の多い少ないではなく、打ち合わせの中でお客様からの希望を当社がお聞きするだけではなく、当社の希望をお客様に感じ取っていただけることが多いからです。
天然素材である木材を扱っている以上、制約は避けて通れないのですが、制約の中でもどうやったらお客様の希望にお応えできるか。落としどころを探りながら見つけていく過程を経たうえで、実際にできた加工材を評価していただいているお客様と仕事をしていると、「施工しやすい、注文しやすい」方針のもとで当社が造作材の仕事をしている意義を感じます。
「木村さんがあってよかった」と言っていただけるお客様との出会いをもっと増やしたい。来年以降、輸入材の入荷がさらに減少して国産材に移行することが予想されます。変化の中でも「相談できる相手があってよかった」と思っていただける会社であり続けることが、お客様のためでもあり、社員・関係者の皆さんのためでもあり、大径木利用が課題となっている社会全体のためにもなる姿勢です。変化に立ち向かっていくことで、三方良しを実現しましょう。
今年一年、ごくろうさまでした。2025年が皆さんにとってよい年でありますように。