ナチュラルヒーリング～自然治癒～

木材の表面には、節・ミネラルストリーク・渋（タンニン）などといった様々な特徴が現れます。

これらは木が成長する過程において、風雨にさらされ、動物に傷つけられ、周囲の植物との生存競争を繰り返してきた中で、傷ついた部分を治そうとするためにできた、いわば懸命に育ってきた証です。

この自然素材らしさを上手に活かして使っていきたい、それが私たちの想いです。

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製材後の木材は、すべてがきれいで真っ直ぐなわけではありません。上記のような自然素材の特徴を有したものがたくさんあります。

そういった木材を少しでも多く活かせるよう、お客様にご理解いただきながら、用途に合った木取りをしています。

例えば…

取り付け後に⼀部が壁の中に隠れる

隠れる部分に節のある材料を利用する

木目まで塗りつぶす塗装をする

木目のきれいさよりも曲がりの少ない材料を優先する

など

こうして材料ひとつひとつの特徴を活かし、限りある資源を無駄なく使うため、化粧面・用途・塗装有無などの指定にご協力をお願いします。

欠点とも呼ばれる節・ミネラルストリーク・渋（タンニン）などの特徴をあえて意匠的に使いたいというご要望が増えています。この背景には、環境問題・持続可能性などの社会的な後押しもありますが「自然素材らしい風合いがある」「特徴がアクセントになる」「工業製品にはない個性を感じる」など、自然素材の特徴そのものに価値を見出してもらえる事例も増えてきました。

私たちの役割は、自然素材である木材をお客様にとって使いやすいものにすること、そして、お客様にもっと使ってみたいと思っていただけるようにすることだと考えています。